政と楊端和は公龍の広間で、信とバジオウは右龍の回廊で成蟜軍との戦いをはじめる。
累計販売部数1億部を突破した大人気作品の、第4巻・あらすじや感想を調査しました。
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- 楊端和と政は魏興の弩号隊と戦う
- 信は人斬り長・左慈に勝利
- バジオウと信はランカイも撃破
キングダム4巻ネタバレあらすじ・表紙も確認！
| 作者 | 原泰久 |
| 出版社 | 集英社 |
| あらすじ | 王宮前まで侵入した政たちは、二手に 分かれて戦いを始める。 人斬り長・左慈に戦いを挑む信は、戦いの 最中己の力以上の実力を発揮する。 本殿にたどり着いた信は、成蟜に「王は 政である」と宣言する。 |
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魏興の弩号隊VS山の民
公龍の広間では魏興が弩号隊を率い、政たちに攻撃をしかける。「射程に入る前に一度下がり立て直しましょう」と進言する昌文君に対し、「その必要はない！」と楊端和は答える。
全弩一斉射撃が始まる瞬間、死んだと思われていた山の民たちが奇襲をかけ翻弄。魏興自慢の弩号隊は、態勢を崩される。
一方その頃別動隊として右龍の回廊に侵入した信たちは、待ち構える左慈と対峙する。人斬り長として名を馳せる左慈を前にしても、信は一歩も退かない。
最初は攻勢だった信たちだが、左慈の強烈な二振りで完全に流れが変わってしまう。味方の士気を高めたい壁だが、恐怖から体が動かない。そんな中信だけは凄むことはなく、「調子に乗りすぎだよ ハゲ！」と凄む。
信VS左慈
ついに始まった、信と左慈の戦い。常に一刀で仕留める左慈に対し、信は互角の戦いを見せる。
そんな信を見た壁は、少年が左慈相手になぜ立ち向かえるのか疑問に思う。その姿が漂と重なったとき、2人の「天下の大将軍」の夢は本気であるのだと悟る。
覚悟を決めた壁は、信を援護するため左慈を斬りつける。致命傷を与えようと次の攻撃をしかけるが、逆に左慈から斬られてしまう。
怒りで我を忘れた信は左慈に斬りかかるが、先ほど頭に受けた攻撃で脳震とうをおこし意識が飛びはじめる。そして、「剣は力」「剣は速さ」を極め「天下最強」を名乗る左慈に、次々に斬りつけられてしまう。
一方的な攻撃を受けていたが、意識が正常に戻った信は再び力を取り戻す。しかし、余力は一刀のみ。呼吸が整い渾身の一撃を繰り出した信は、ついに左慈との勝負を制する。
嘲笑う王弟
慌ただしく本殿に戻った竭氏は、成蟜に「山の民の目的は同盟復活ではない」ことと「公龍の広間で合戦が始まった」ことを報告。そしてその中に「大王 嬴政のお姿有り！！」と伝える。
孤立した挙句「下等な山猿」山の民を味方とし王座を奪還を謀る政に対し、「王たる資格がなかった」と確信した成蟜は大声を上げ嘲笑した。
その頃右龍の回廊で左慈に勝利した信は、壁の死に涙を流す。しかし左慈の一刀は一寸浅く、壁は一命を取り留めていた。ボロボロになった信たちだったが、成蟜討伐へ再び本殿へと向かう。
公龍の広間の戦いでは山の民と昌文君一派の気力が限界に近づくも、「戦意を断つな！！勝利は目前だぞ！！」「耐えしのげば俺たちの勝ちだ！！」と政が檄を飛ばす。
その言葉で息を吹き返した一派は、再び戦いを始める。
ランカイVS信・バジオウ
ついに本殿へ辿りついた信たちは、「終わりだ悪党共！」と勢いよく雪崩れ込む。
「お前が成蟜か」と尋ねる信に、成蟜は「死罪だ」と告げる。「秦の大王は政だ！！」「お前はただの反逆者だ！！」と挑発する信に、成蟜はランカイをぶつける。
獣のように暴れるランカイは剣で斬ることさえできず、信もあっという間に吹き飛ばされてしまう。山の民はタジフ・シュンメンが応戦していたが、バジオウが「俺がやる しばし昔に戻るぞ」と2人を退がらせる。
バジオウはかつて一族を戦争で失い、何年も一人で生きていた。そのため言語を失い、もはや人ではなく獣のようになっていた。
楊端和が一族へ迎え、次第に人間性を取り戻したバジオウ。今では秦の言語も操る有能な戦士だが、時に獣時代の本能が呼び起こされる。
獣と化したバジオウは、誰も歯が立たなかったランカイを翻弄。戦意を失ったランカイであったが、成蟜が「誰が休めと言った ランカイ！！」「お仕置きだぞ」の言葉を聞くと再び攻撃を始める。
ランカイは見たこともない珍種の猿の赤子として闇商人に売られ、成蟜から念入りに調教されていた。そのため、どんな時でも成蟜のいうことをきくのだ。
意識を取り戻した信は、バジオウにランカイを5秒で良いから動きを止めてくれるよう頼む。動きを止められたランカイは、ついに信からとどめの一撃を喰わされる。
キングダム4巻感想
実践経験の浅い信ですが、強敵左慈を前にしても怖気ずくことはありません。放った殺気は、外で戦う楊端和たちの元にも届くほど。大将軍になれる気質を、すでにこの時から発揮していたことがわかります。
また、限界に達する山の民や昌文君一派に檄を飛ばし、再び戦意を取り戻させた政。その様子を見た肆氏は、「いい王だ」と感慨を受ける。
己の従う王よりも政に王としての資質があることを、既に見抜いていたことが伺えますね。
この戦いの様子は、王騎も見物。謄に戦況を見てくるよう指示を出しますが、謄は一向に出向きません。返事だけは良いが、意志を貫く強さは既に顕在です。
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