電子書籍の読み上げはアプリやソフトを利用し、「忙しくて読書する時間がない人」でも耳で読書できる便利な機能です。
androidやipohneなど端末の違いに関わらず利用できるケースがほとんどで、ほぼ全てのユーザーが利用できます。
本記事では、
・電子書籍読み上げ機能のメリット/デメリット
・電子書籍読み上げ活用方法
・電子書籍読み上げソフト/アプリおすすめ6選
を徹底解説します。
これを読めば忙しい毎日でも、効率よく読書する方法がわかりますので、ぜひ最後までご一読ください。
電子書籍の読み上げとは?移動中も耳で読書できる便利機能
電子書籍の読み上げとは「スマホやタブレット・PCに付帯」しており、書籍の文章を音声に変換して聞くことができる機能です。
まるで人間が読み聞かせるかのように「耳で読書」できるため、視覚に頼らず読書を楽しむことが可能。
通勤・通学中はもちろん、運動中や家事をしている間も利用できるため、忙しい毎日を送る現代人にピッタリのアイテムです。
活字が苦手な方も手軽に利用できる「新しい読書スタイル」は、これまで読書を敬遠してきた方でも楽しめます。
電子書籍読み上げ機能のメリット・デメリット
便利で新しい読書スタイルを提供する「電子書籍読み上げ機能」ですが、どのようなメリット・デメリットが存在するのでしょうか。
それぞれ、確認してみましょう。
メリット
電子書籍の読み上げ機能には、いつでもどこでも読書を楽しめるメリットがあります。
例えば、
・家事や運動の隙間時間
・通勤や通学時間
・入眠時のBGM
など、視覚に頼らず、いつでもどこでも読書を楽しむことが可能。
また、読み上げ機能は、
・目が不自由で活字が読めない人
・まだ字が読めない幼児
が、介助者や親によるサポートを受けず、読書を楽しむ1つの選択肢となっているのです。
ながら時間を利用した効率良い読書だけでなく、バリアフリーの側面からも電子書籍の読み上げは大きなメリットがあるといえます。
デメリット
電子書籍の読み上げ機能には、以下のデメリットも存在します。
・不自然な抑揚
・被対応コンテンツ
読み上げは機械的な音声であるため、人間が読み聞かせるような自然な抑揚や感情表現には欠けてしまいます。専門用語の発音や読み間違いに、誤りがあるケースも。
また、漫画など画像や図が多い作品は、対応していないコンテンツがほとんど。
便利な読み上げ機能ですが、正確な情報を読み取れないケース・そもそも非対応のコンテンツがあることは理解しておきましょう。
電子書籍を読み上げる方法2つ
ここからは、実際に電子書籍を読み上げる方法を確認していきましょう。
・端末の読み上げ機能を利用
・電子書籍ストアの読み上げ機能を利用
端末の読み上げ機能を利用
1つ目は、端末の読み上げ機能を利用する方法です。
iPhone/iPad | ・アクセシビリティの読み上げ機能 |
Android | ・Googleアシスタント ・アクセシビリティの読み上げ機能 |
端末のOSによって操作方法は異なりますが、端末に備わった機能を利用することで読み上げを利用できます。
電子書籍ストアの読み上げ機能を利用
2つ目は、電子書籍ストアの読み上げ機能を利用する方法です。
kindleやhontoなど、多くの電子書籍ストアのアプリには、読み上げ機能が装備されています。
端末に備え付けられている読み上げ機能は機械的であるため満足できない方は、各ストアのアプリを利用してみましょう。
電子書籍読み上げ機能を利用する人の評判
実際に読み上げ機能を利用して、読書を楽しんでいる人のリアルな評判を確認してみましょう。
良い内容の評判
まずは良い内容の評判です。
アートを担当した「インサイドヘッド2」の絵本が販売中です。洋書なので日本ではなかなか手に入りにくのですが、楽天の電子書籍なら購入可能です。自動読み上げ機能もついてて面白いです。日本語版も出て欲しいな~。#インサイドヘッド2 #insideout2 pic.twitter.com/YLlfgKVonq
— グリヒル (@Gurihiru) August 3, 2024
詳細検索のフォーマットで電子書籍の種類で検索をかけることもできます。わたしが好きなのは「ナレーション付き電子書籍」。読み上げ音声に合わせて自動でページもめくってくれます。わたしが毎日多読を続けられているのもこれのおかげです。(続) pic.twitter.com/nwTvKna32J
— けい (@keing116) June 14, 2024
今日の #読売新聞 #読書バリアフリー についての記事。
— かあちゃん LD @埼玉県 (@ldka_chan) December 18, 2023
自治体の図書館は、児童書の電子書籍も導入❤️
読みに困っている娘も #分かち書き と #ルビ付き があることで読みやすくなりました。字が読みにくいので題名だと探せないです。電子書籍は表紙で選べる所もいいです♪特に読み上げ機能が最高! pic.twitter.com/JH8AbvgEqW
Kindleでリーディング(読み上げ機能)で電子書籍を聴いていたら、心地よくていつのまにか寝てしまっていた。
— awrenzas(アウレンザス) (@mjphjagpgjme) September 10, 2024
この機能を使うと、そんなに長くない書籍だと、1日に一冊くらい読了することができるかもしれない。
良い評判には、
・洋書も読み上げ可能
・音声に合わせた自動ページめくり
・字が読めない人でも読書できる
・聞き流しだと1日に1冊程度読める
といったものが見られました。
難しい外国語の洋書も、読み上げ機能を利用するとリスニングのトレーニングにも。
また、障害で目からの読書が難しい人にとって、読み上げ機能は読書バリアフリーとして重宝されていることがわかります。
悪い内容の評判
続いては、悪い評判も確認しておきましょう。
『重版出来!』最新刊に難読症の子がオーディオブック&電子書籍の読み上げで漫画を読みたい,という話の回が。漫画で読み上げ対応しているものはほとんどないそうだ。読書バリアフリーが徐々に話題になってきていて嬉しい。紙の本の良さももちろんあるけど,読書がもっと自由になってほしい!
— Masanari Sakurai (@wagashi_no_yosa) August 9, 2023
hontoが電子書籍専門書店になるなら、テキストの読み上げ機能を実装してほしいです。同じ不満がある方はどうか、hontoお客様センターまでお願いします。https://t.co/AozJ0goMTY
— まおまお (@nontamum) December 1, 2023
hontoは読み上げダメだから、Amazonで電子書籍を買うこともあります。Kindle+iOSはながら聴きにとても便利。 https://t.co/29bv7bK6l0
#ebookjapan 電子書籍がお得になるキャンペーン開催中。購入してみたが失敗した。
— 斎藤ママ (@sato_san_s) December 12, 2023
電子書籍アプリが音声読み上げ機能に対応してない。(iOSでトライしたが謎の英数字を読み上げる…)
作業しながら書籍を聴きたいタイプにはお勧めしない。スマホで簡単に聴ける&アレクサと連動するKindle一強だな… pic.twitter.com/NorLPTiScB
悪い評判には、
・漫画は読み上げに対応していない
・電子書籍アプリが読み上げに対応していない
といったものが多くみられました。
漫画に読み上げは必要ないと思われがちですが、ハンデのある人が気軽に読むには、やはり必要な機能と言わざるを得ません。
アプリが読み上げに対応していない電子書籍ストアも多く、まだまだ改善の余地がある機能といえます。
電子書籍の読み上げ活用方法
隙間時間の読書やバリアフリーなど、様々な活用方法がある電子書籍の読み上げ機能。他にも、どのような活用方法があるのか確認してみましょう。
・移動中に聞く
・作業中に聞き流す
・リスニングで勉強
・就寝前に利用
・眼精疲労を避ける
移動中に聞く
1つ目のは、移動中に耳で読書する方法です。
電子書籍の読み上げ機能は、わざわざ端末を目で追う必要がなく、歩きながら読書をすることが可能。
満員電車やバスの中でもイヤホンさえあれば読書ができるため、移動時間を有効活用できます。
作業中に聞き流す
2つ目は、作業中に聞き流して読書する方法です。
目で読む必要がないため、家事や仕事中・運動中でも聞き流して読書が可能。
ゆっくりと読書する時間を確保できない人でも、他の作業と同時並行で読書を楽しめます。
リスニングで勉強
3つ目は、リスニングで勉強する方法です。
英語など外国語を勉強するうえで、耳を慣れされるには聞き流しが効果的な方法の1つ。
読み上げ機能を利用すれば、いつでもどこでも耳で言語を聞き取れるため、勉強法の1つとして活用されています。
就寝前に利用
4つ目は、就寝前の読書方法として活用することです。
スマホやタブレットのブルーライトは脳と目に影響するため、体内時計の調整が乱れて睡眠と覚醒のリズムを壊してしまう可能性があります。
そのため就寝前の電子書籍の利用を控える人は多く、読書週間の妨げとなるケースも。
読み上げ機能を利用すればスマホやタブレットを見る必要はなく、就寝前でも睡眠不足を心配することなく読書を楽しめます。
眼精疲労を避ける
最後は、読み上げ機能の利用で眼精疲労を避けられることです。
前項でも解説しましたが、スマホやタブレットから発せられるブルーライトは角膜へダメージを与え、目の筋肉にも過度な負担を与えます。
一方読み上げ機能を利用すると目を使う必要がないため、眼精疲労の蓄積を防ぐことが可能です。
電子書籍読み上げソフト/アプリおすすめ6選
ここからは、電子書籍読み上げソフトやアプリのおすすめを紹介します。自分にピッタリ合ったサービスを比較・検討してみましょう。
・Kindle
・honto
・U-NEXT
・ボイスロイド
・Reader Store
・Apple Books
Kindle|iPhoneもAndroidも対応
対応機種 | ・iOS ・Android ・FireOS |
サポート対象 | ・Kindleストアから購入した本 ・Kindle Unlimited/プライムReading/Kindleパートナーの公式ソースから利用している本 ・ファミリーライブラリで共有されている本 |
Kindleは取り扱い書籍数700万冊以上、30ジャンル以上と豊富な書籍を取り揃える電子書籍ストアです。
Kindleアプリを利用すると読書補助機能を利用することができ、
・音声コントロール
・リスニング中のリアルタイムテキストハイライト
・読書補助機能自動停止
など、高度な機能も備わった優れものです。
Kindleで購入した書籍だけでなく、Kindle UnlimitedやプライムReadingにも対応していますのでKindleユーザーはぜひ活用してみましょう。
honto|音声付本を再生可能
対応機種 | ・Mac版ビューアプリは不可 ・Android版ビューアプリのImage Viewerは再生速度変更機能なし |
サポート対象 | ・商品名に【音声付】と記載のある商品で利用可能 |
hontoでは、音声を聴きながら学べる音声付語学書が販売されており、移動時間やスキマ時間を利用して語学を学ぶことが可能です。
再生方法は、
・hontoのビューア
・別途音声をダウンロード後再生
語学書以外にも、検定や問題集・ビジネス英語など、学習に特化した書籍を多数販売。
無料体験版を利用できるため、まずは体験してみてはいかがでしょうか。
U-NEXT|無料トライアルで音声DL付も利用OK
対応機種 | ・PCの音声プレーヤーやスマホ ・スマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」 |
サポート対象 | ・音声DL付作品 |
U-NEXTでは音声DL付作品を、自分の端末やスマホアプリを利用して読み上げることが可能です。
名作英文を美しい英語の発音で楽しむことができ、既存の教材でもなかなか出会えない音読教材で学習できます。
・翻訳
・注釈
・作品解説
・音読解説
機能も備わっており、これまでの教材では学習が進まなかった人でも馴染みやすく、人気のアイテムです。
ボイスロイド|キャラクターが読み上げ
対応機種 | ・Windows11、10 |
サポート対象 | ・文字入力した文章 |
ボイスロイドは、好みのキャラクターが文章を読み上げるサービスです。
・話速
・抑揚
・高さ
など調整機能も豊富。マルチボイスに対応しているため、対話のような編集も可能です。
利用は有料ですが、無料体験版もありますので気になる人は利用してみてはいかがでしょうか。
Reader Store|Androidの読み上げなら
対応機種 | ・Android ・iPhone/iPad ・Reader専用端末 |
サポート対象 | ・音声/音源月商品 |
Reader Storeでは、本を「読む」&「聴く」で楽しめる音源付き電子書籍&オーディオブックを配信しています。
機械的な読み上げと異なり、人間味に溢れた朗読音声で読書を楽しめることが人気の理由。
初めての利用は90%OFFクーポン、無料体験版も準備されているため、気になる方は一度試してみられてはいかがでしょうか。
Apple Books|iphoneの読み上げなら
対応機種 | ・iPhone/iPad ・Apple Vision Pro |
サポート対象 | ・Apple Booksで販売されるリフロー型電子書籍 |
Apple Booksは流暢なテキスト読み上げ技術を活用し、デジタル処理によるナレーション付きのオーディオブックを、電子書籍から簡単に作成することが可能です。
適用対象作品は、
・英語の電子書籍
・Apple Booksで販売
・リフロー型電子書籍
といった条件はありますが、自分の気に入った作品を読み上げられるため、とても人気のサービス。気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
電子書籍読み上げ機能に関するよくある質問4つ
最後に、電子書籍の読み上げ機能に関するよくある質問を確認しておきましょう。
・楽天Koboにも電子書籍読み上げ機能がある?
・PCでの読み上げにおすすめのソフトは?
・無料で使える本を読んでくれるアプリは?
・kindleの読み上げは音声を変更できる?
楽天Koboにも電子書籍読み上げ機能がある?
楽天Koboのアプリには、電子書籍読み上げ機能は備わっていません。
小説や参考書などを読み上げで読書・学習したい場合は、端末の読み上げ機能を利用してみましょう。
PCでの電子書籍読み上げにおすすめのソフトは?
パソコンで読み上げ機能を利用したい人には、以下のソフトがおすすめです。
・音読さん
・テキストーク
・SofTalk
・Balabolka
これらのソフトは無料で利用可能、Windows10と11に対応しています。
無料であっても複数の音声を利用した対話形式など、様々な機能を搭載していますので、まずは利用してみてはいかがでしょうか。
無料で使える本を読んでくれるアプリはある?
無料で本を読んでくれるアプリには、以下のものがあります。
Readit | ・8言語に対応 ・再生中のハイライト表示 ・再生速度を調整可能 |
Speach Service by Google | ・様々なアプリに対応可能 ・他のアプリとの連動で読み上げ可能 ・Google play ブックス収録作品も対象 |
Voicepaper | ・25か国語に対応 ・バックグラウンド再生OK ・拡張機能を用いて滑らかな音色に変更可能 |
ゆっくり棒読みトーク | ・音声エフェクトが豊富 ・テキストデータ保存で動画制作に活用可能 |
他国語や他のアプリと連携可能など、無料でありながらユーザーのニーズにしっかりと応えられるアプリです。
kindleの読み上げは音声を変更できる?
kindleの読み上げは、音声を変更することが可能です。
・女性の声
・男性の声
・Siriの声
を選択可能で、好みの声色に変更できます。
作品によって音声を変更したい人は、変更してみましょう。
電子書籍読み上げ機能で効率良く読書したい人は最新情報をチェック!
電子書籍読み上げ機能は、移動中や作業中でも効率よく読書ができる優れたアイテム。
目の不自由な人や字が読めない幼児でも気軽に読書できるため、老若男女問わず利用するメリットが豊富です。
本記事をまとめると、
・読み上げ機能は各スマホにも装備されている
・電子書籍ストアはより快適な朗読機能を装備
・外国語のリスニング学習に最適
・耳の読書は眼精疲労の軽減につながる
便利な電子書籍読み上げ機能は、タイムパフォーマンスを重視する忙しい現代人が効率よく読書できる最適な方法です。
読書が大好きだけれども時間の確保がネックの方は、電子書籍読み上げ機能を利用してみてはいかがでしょうか。
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