ネタバレ考察・キングダムまとめ！あらすじ・感想・何編が面白いかを解説

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時は、紀元前3世紀・中国の春秋戦国時代末期。戦争孤児で下僕少年の信と漂は、天下の大将軍になる日を夢見て日々剣術の鍛練に励む。
ある日漂は秦国王・政の影武者として王宮に召し抱えられるが、反乱が起き身代わりとして殺害されてしまう。
反乱軍から追われる政は信・貂と共に、王都を奪還するため国交断絶が続く山民族・楊端和の元へ向かい見事同盟を結ぶ。
山民族を率い、反乱の首謀者・王弟成蟜に戦いを挑む。

反乱軍鎮圧に尽力したことから、信は下僕から平民となり戦場へ向かうことに。初陣を千人将・縛虎申の元で迎え、魏軍の戦車隊に歩兵ながら真っ向から挑む。
余り物を集めた伍ではあったが、同郷の尾兄弟や羌瘣らと助け合い見事戦車隊の撃退に成功する。
一方秦軍・麃公将軍は、魏将・呉慶との壮絶な一騎打ちへ。2人の戦いを、秦六大将軍・王騎が崖の上から観戦し睨みをきかせる。

政は、趙で壮絶な生活を送っていたことを振り返る。趙国民と実の母からの虐待により、心を失い痛みも感じなくなった政。そんな中、政を秦国へ帰還させるため、闇商人・紫夏は動き始める。趙軍から追われる道中、紫夏の優しさで本来の自分を取り戻した政。しかし、紫夏は政を守る為命を奪われてしまう。

再び呂不韋が放った刺客に政は暗殺されかけるが、信が救出に向かう。首謀者が呂不韋だとわかっていながらも断罪することはできず、権力差に政陣営はくやしさをにじませる。

秦の韓侵略が進むと、すかさず趙が秦に侵略をしかけ馬央を落とされる。趙将・万極は秦に深い憎悪を抱き、罪なき民に凄惨の限りを尽くす。
趙の侵略を止めるため、ついに王騎は戦場へ。趙・李牧の策略で三大天・龐煖と激闘の末戦死。思いと矛を託された信は、必ず天下の大将軍になることを誓う。

馬陽の戦が終わると、呂不韋は李牧と秦趙同盟を結ぶことを持ちかける。秦国は王騎を死に追いやった李牧に強い嫌悪を示すが、呂不韋の策略通り同盟は成立。魏侵略が始まる。
魏将として秦軍・大将蒙驁の仇敵、廉頗が参戦。信は千人将へ昇格するため、廉頗四天王・輪虎の首を狙う。
蒙驁の副将・桓騎が敵将を討ち取り勝利を収めるものの、蒙驁は廉頗との一騎打ちで重症を負う。

山陽を平定した意図を組まれ、秦は趙・燕・魏・韓・楚・斉6国合従軍から攻め込まれてしまう。
交渉により斉は離脱するも、難航不落の国門「函谷関」は陥落寸前まで追い込まれる。李牧の策略で秦国内に敵が侵入するも、秦・麃公将軍は命をかけて食い止めようとする。
麃公軍とともに大きな犠牲を出した飛信隊は、政率いる「蕞」の民と共に合従軍を迎え撃つ。

かつての反乱の首謀者王弟・成蟜は、依然として権力を保持したまま政陣営に加わる。しかし危機感を感じた呂不韋は、政蟜を策略にはめ再び謀反の首謀者にしてしまう。
妻・瑠衣を救うため、屯留へ向かった政蟜。助けに向かった信とともに戦うも、命を落としてしまう。

王騎軍残党の騰軍は、飛信隊・玉鳳隊・録嗚未軍の3軍で再び魏・呉鳳明に戦いを挑む。「三方同時攻略」を決行し、魏軍・本陣を落とすも呉鳳明には逃げられてしまう。
信は呉鳳明と間違って魏火龍・霊凰を討ち、五千人将へと昇格する。

政の加冠の儀が間近に迫る頃、母・太后は嫪毐と共に太原に毐国建国を宣言する。
加冠の儀で手薄となった王都・咸陽へ毐国軍が攻め込み、後宮まで反乱軍が侵略。政の子供たちも、窮地へ追い込まれる。
再び訪れたピンチにも信率いる飛信隊が向かい、無事救出。呂氏四柱かつ秦軍総司令・昌平君も政陣営に加わり呂不韋との9年に渡る争いに終止符が打たれる。

飛信隊は桓騎軍に加わり趙・黒羊丘で、趙将・慶舎と丘取合戦を始める。飛信隊は慶舎の策略にはまり、大きく後退させられ桓騎軍からなじられる。
起死回生の一手で信は慶舎を討ち取るが、桓騎の標的は既に別の場所へ移っていた。誰もが予想しない、身の毛のよだつ方法で見事勝利を収めた桓騎。その一方で、戦死者が最小に抑えられたことも知り信は桓騎の大人の戦を見せつけられる。
王宮では、外交官・蔡沢が斉王と政の会談を取りまとめる。事実上の降伏宣言を受け、政は中華統一への第一歩を踏み出す。

趙国都の喉元・鄴を攻めるべく、秦は王翦・楊端和・桓騎の3軍連合軍で進軍。鄴・列尾・橑陽の3箇所にわかれ、戦いを始める。
李牧は朱海平原で三大天龐煖とともに、秦軍を迎え撃つ。信は龐煖との一騎打ちを制するも、絶命。羌瘣の禁術により、無事生還を果たす。
一方王翦は味方をも欺き、見事に不落の城「鄴」を攻め落とす。

昌平君は後の趙王都・邯鄲攻略のため、魏・楚・秦連合軍で「什虎城」を攻めることを持ちかける。成功した暁に魏へ什虎城を譲渡することが条件ではあるが、同盟が成立。
亡国の強者ぞろいの什虎軍との戦は呉鳳明の策略により、見事連合軍が勝利を収める。

王翦・楊端和・桓騎の3軍連合軍は、平陽攻略のため進軍する。桓騎軍は、趙将・扈輒と激突。敗走していると見せかけた桓騎は孫臏の兵法を利用し、見事扈輒を討ち取る。
しかし、腹心雷土を凄惨な拷問で殺されてしまう。桓騎は報復として、捕虜数万人を大量虐殺。激怒した政は桓騎に詰め寄るも、中華統一の夢が遠ざかってしまう。

宜安城攻略のため、王翦・桓騎軍は北上する。しかし、既に李牧の罠が張り巡らされており、王翦軍は「閼与城攻め」で甚大な被害を受けてしまう。
王翦軍を残し桓騎軍は北上を続け、ついに李牧との闘いが始まる。
知将・李牧に対し、奇策で挑む桓騎。戦いは長引くが、李牧の喉元まで桓騎が迫る。趙北部攻略戦も、ついに決着がつく。

韓国都・新鄭の下見と思想家・韓非子を招聘するため、六大将軍・騰とともに信は韓を訪れる。
思想家である韓非子は人の本質を問い続け、信に「人は生まれながらに善か悪か」と性善説を問いかける。信の答え次第で秦へ向かうかを決める、という韓非子に対し信は困惑してしまう。

前年の宜安戦に続く、趙北部攻略第2戦が始まる。王翦を大将とし、3万に拡大した飛信隊も進軍。
しかし開戦間もなく李牧の罠にはまって飛信隊は、戦場から遠く離される。追い込まれた王翦軍は大将・王翦を守ろうとするも、屈強な青歌軍に亜光や田里弥など腹心が次々に討たれてしまう。
趙北部攻略第2戦・李牧対王翦の戦いも、ついに決着がつく。