魏軍廉頗に挑む、信・王賁・蒙恬の急造千人隊。輪虎に狙い撃ちされるも、飛信隊は強い光を放ちます。
後の秦国躍進に大きく貢献する副将王翦・桓騎も登場する、第19巻のあらすじや感想を調査しました。
これから初めて読む人、最新刊に備えて復習したい人はぜひ最後までご一読ください。
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- 信は偶然四天王・輪虎と遭遇
- 飛信隊は条件付きで千人隊に昇格
- 蒙驁は二人の”訳あり”副将を抱える

キングダム19巻ネタバレあらすじ・表紙も確認!
作者 | 原泰久 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ | いつもの癖で戦場を徘徊する大将・蒙驁は、 信に一度も勝ったことがない廉頗との再戦 の悩みを打ち明ける。「最後に勝ったもんがち」 と言われ、覚悟を決める。 多くの千人将が討たれ玉鳳隊・楽華隊は 千人隊に昇格。飛信隊も条件付きで、 千人隊に昇格した。 二人の副将・王翦・桓騎に出迎えられ、 いよいよ蒙驁と廉頗の戦いが始まる。 |
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廉頗四天王・輪虎
郭備が討たれ騒然とする飛信隊だったが、他にも千人将を六人討たれたことがわかる。主攻を担う実力者ばかり狙い撃ちされ違和感を感じる蒙恬は、魏将の誰かが先の大戦に布石をうっていると推測する。
輪虎がわずか三百人での秦軍襲撃を知った魏・大梁では、魏王・景湣王が廉頗に不安の声を上げていた。しかし廉頗は、輪虎はあの王騎相手に一太刀浴びせるほどの実力があると告げる。
厳重な警戒態勢で進軍する秦軍だったが、途中さらに将軍が討たれてしまう。すぐさま立ち去るべく山を駈け下りる輪虎だったが、その先には偶然飛信隊が。
並々ならぬ殺気を放って圧倒し素通りしようとするも、信が立ちはだかる。信の一刀を受け止めた輪虎は、そのまま腕を掴み馬で走り出す。再び信に剣を向けるが、振り切られてしまう。
不審に思った輪虎は「僕の腕が落ちたのか・・・それとも君がとっても強いのか」と信に問うと、迷わず「俺が強ェにきまってんだろォが」と言い返す。
再び鍔迫り合いを始めた二人だったが、輪虎は信が”武将の空気”をまといつつあることに気付く。早々に芽を摘み取ろうと輪虎は仕留めにかかるが、飛信隊の援護に邪魔されてしまう。
信を見逃した輪虎は、”ああそっか この子のキラキラした感じが どこかあの人達に似ていると思ったからか”と心の中で納得したのだった。
王騎と廉頗
廉頗四天王・姜燕は廉頗の出陣が腑に落ちず、動機を尋ねていたた。廉頗は「三年前すでにあ奴にそそのかされておったのよ」「秦六将・王騎じゃ」と答える。
廉頗の魏亡命を聞いた王騎は、国境を越え見舞いに訪れていた。趙三大天と秦六将として戦いを繰り広げてきた二人は、最大の敵であり分かち合える”友”でもあった。
姜燕は王騎の廉頗に対する「退屈したら蒙驁と戦え」の言葉に、蒙驁にそれほど力があるとは思えないと不思議に感じる。
そんな姜燕に対し廉頗は、「凡庸というわりには結果を残しているとは思わぬか」「蒙驁は才能の代わりに強力な二本の剣を保有している」と言う。そして、二人の副将は世がまだ気づかぬ”化物”だと王騎から聞いたと教える。
その頃輪虎は蒙驁の副将・桓騎の野営地を訪れるが、”行けば必ず全滅する”と退散する。
前線では蒙恬が信に、将校たちが討たれた件をどう感じたか聞きにきていた。対峙した輪虎に対し「オッサンガキだった」と答える信に、魏将として廉頗が参戦しているのではないかと訝る。
「相変わらず勘の良さだけは一人前だな」と言って、突然蒙武が現れる。驚く信だったが、「これは父上お久しぶりです」と答える蒙恬。
昌平君の伝者代わりに訪れた蒙武は、秦本陣に魏将は廉頗であることを伝える。騒ぐ上官たちだったが、蒙驁は「そう慌てることも無かろうて」と諫める。冷静を装うも、”廉頗が出おった・・・”と蒙驁は冷や汗をかいていた。
実は蒙驁と廉頗は初めての戦いではなく、これまで一度も廉頗に勝ったことはなかった。廉頗は蒙驁にとって、越えられなかった”大きな壁”だったのだ。
蒙驁の癖
蒙驁には、不思議な癖があった。大きな重圧を受けると大将軍の甲冑を脱ぎ置き、小汚い老人歩兵に化け陣内を徘徊して回るのだ。
そして最後には静かな草っぱらに身を投げ出し、ただただ頭の中を空っぽにする。
敵将が廉頗だと知ったこの日も、いつものように野っぱらに身を投げ出す蒙驁。たまたま通りかかった信は、気づかず踏みつけてしまう。鼻血を流す蒙驁に、信はお詫びとして夜食を分けることに。
”飛信隊の信”であることを名乗られた蒙驁は、王騎の矛を受け取った子かーと思いを馳せる。そして、こんなところで何をしていたのか尋ねる信に、悩みを打ち明け始めた。
若い頃にケンカで一度も勝てなかった相手に、今になってもう一度ケンカをすることになった。しかも相手は衰えるどころか、脂の乗った絶頂期を迎えているという。
年老いてから”化物のような相手と再戦”することに悩む蒙驁に対し、信は「悩む意味が全っ然わからん」ときっぱり断言。
訝る蒙驁だったが、信は”この期に及んで一発逆転の好機が生まれた”そして、「次買って 勝ち逃げしてやれよ そうすりゃじーさんの総勝ちだ!」と真っすぐな目で言った。
千人将
多くの千人将を失った蒙驁軍は、軍を再編成することに。「”三百将”を二人 臨時的に”千人将”へ昇格させることになった!!」と発表されると飛信隊は色めきたつ。
そして一人目は蒙恬、二人目は王賁の昇格を発表。悔しがる信だったが、蒙驁は「飛信隊の信 前へ」と信を呼びつける。その姿を見た信は昨晩の老兵だと気づくが、蒙驁は遮る。
そして、千人将なら三つ以上・将軍なら一つ以上の首を上げること、そして落とせなかった場合は伍長からのやり直しを条件に千人将昇格を提案する。信は二つ返事で、「そんなの悩むところじゃねェ」と快諾するのだった。
蒙武の配下は「大丈夫でしょうか」と心配するが、「蒙驁は他の大将軍に比べて軍才が劣る しかしその分 人を見る目は天下に比類しない」と言い、蒙驁が推す以上問題はないと断言する。
千人隊となった飛信隊には、元郭備隊の七百名が加わっていた。立派な甲冑に身を包んだ姿に、百姓兵に入れられ怒っているのではと心配する飛信隊の面々。
しかし、元郭備隊は信に深々と拝手し、「飛信隊に加わることを誇りに思います」「道半ばで倒れた郭備様の思いも胸の片隅に抱いて戦うことをお許しください」と言った。
「もちろんだ」と答える信は、元郭備隊の楚水を飛信隊の副長に据えることを決める。そして、「狙うは敵将っ・・・廉頗の首だ!!」と勢いよく檄を飛ばす。
優れた武将の要素の一つに”声”があるが、信の声も不思議とよく通った。こうして、千人将となった新生飛信隊は上々のスタートを切ったのだった。
副将・桓騎と王翦
秦魏の戦を見守る趙・邯鄲では、李牧が「秦が山陽を取ると中央へ出る大きな足がかりを手にしてしまう」そして、今しかできない大きな一手は昌平君の策だろうと予測する。
読み通り山陽城を通過した廉頗に、”十中八九魏軍の勝ち”だと断言。そして「あの方に正面から勝てる武将は 自分を含め天下にはいない」と言った。
決戦の地・山陽に到着した廉頗は、野戦に最も利のある満山に布陣できずにいた。既に、秦軍副将・王翦が布陣していたためである。
咸陽では呂不韋が昌平君に、廉頗の出陣に対しなぜ援軍を送らないのか追及していた。今は援軍を送る余裕はないと答える昌平君に対し、昌文君は「総司令は廉頗の恐ろしさが分かっていたい」と警告する。
一方山陽では、もう1人の副将・桓騎が主戦場からほど遠い”留山”に布陣していた。「場所を誤ったか怖気づいたか!」と騒ぐ魏軍だったが、廉頗は「相当癖の強い武将のようだ」と笑みを浮かべる。
決戦を明日に控え、羌瘣は信に”仇討ち”のため「この戦が終わったら私は飛信隊を出ていく」と告げる。「それが終わってまた帰ってきたら その時は私もちゃんとお前たちと前に進めると思う」と言う羌瘣に、信は「異議なし!!」と快諾した。
山陽に到着した蒙驁を、二人の副将・王翦と桓騎が出迎える。二人の名を初めて聞く信に、蒙恬は「二人とも化物だぞ」と教える。
そして、二人の名が広まっていない理由は”訳あり”であることだと話す。桓騎は元々大野盗団の首領で、”首斬り桓騎”の異名を持つという。そんな経歴を持ちながら、蒙驁の副将を務めるのは”戦いの天才”だからだ。
そしてもう1人の副将・王翦は、名門王一族の現頭首だ。王翦は”自分が王になる”野望を持つため、秦国一の”危険人物”として知られていた。
魏軍では総大将に白亀西が立ち、”総大将は廉頗”だと思っていた四天王は驚く。これにより廉頗は、本陣を自由に離れる可能性が出てしまった。
いよいよ先鋒隊の戦が始まり、王賁の急造千人隊が出陣する。圧倒的な強さで前線を突破する王賁ら先鋒隊だったが、輪虎が動きだし大きく押し戻されてしまう。輪虎は急造隊を見抜き、狙い撃ちしていたのだ。
当然玉鳳隊も狙いをつけられ、輪虎は王賁の首を獲りにくる。一騎打ちに持ち込もうとする王賁だったが、一気に輪虎隊に畳みかけられてしまう。
渾身の業”龍指”を繰り出すも、輪虎には見切られる。そして大技の直後で隙が生じた王賁は、輪虎の剣に左胸を突かれてしまった。
止めを刺そうとした時、飛信隊が組み込まれた第二陣が出陣。急造隊が次々撃破される中、飛信隊は同じ急造隊でありながら強烈な光を放っていた。
この活躍には、隊の作戦や連携は行わず”合図があれば隊長信が狙いを定めた敵に向かって 千人一丸となって襲いかかる”というカラクリがあった。この活躍により、他の秦軍も息を吹き返し始める。
キングダム19巻感想・考察

殺気にもひるまない信に対し、”ああそっか この子のキラキラした感じが どこかあの人達に似ていると思ったからか”と感じた輪虎。かつての秦六将や趙三大天を、思い描いていたのでしょうか。
いつもの癖で陣内を徘徊していた蒙驁は、偶然信と出会います。”飛信隊・信”の名前を聞くと、王騎の矛を受け取った子だと気づ蒙驁。秦の実力ある将軍の中でも、信の名前はすっかり浸透していますね。
信に”今更一度も勝ったことがない廉頗と再戦する”ことへの悩みを話す蒙驁ですが、信は「最後に勝てば総勝ちだ」とポジティブに返します。真っすぐな信の回答に、蒙驁も頭の中の靄が一瞬にして澄み渡っていったことでしょう。
第19巻では、後に活躍する桓騎と王翦も登場します。凡庸でありながら人心掌握術に長ける蒙驁は、”訳あり”の二人の副将を見事に使いこなしていることがわかります。
将軍として大きな功績を残すには”武”や”策”だけでなく、人の本質を見抜くことも一つの大きな才能だと感じさせられますね。
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