政の演説で奮起した蕞の民。七日目まで城を守り抜くも、ついに李牧軍の侵入を許す。絶対絶命の窮地を救ったのは、楊端和の援軍だった。
合従軍率いる李牧と蕞の民兵の戦いが描かれる、第32巻のあらすじや感想を調査しました。
これから初めて読む人、最新刊に備えて復習したい人はぜひ最後までご一読ください。
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- 政との夜の語らいで蕞の民は奮起
- 政が瀕死の重傷を負い存在も露見
- 七日目の窮地を救ったのは山の民軍

キングダム32巻ネタバレあらすじ・政の演説で奮起する民兵
作者 | 原泰久 |
出版社 | 集英社 |
あらすじ | 夜襲に怯える蕞の民だったが、政との夜の語らいで 再び士気を取り戻す。 戦いは五日目に突入し、ついに民兵は本当の限界が 訪れる。再び士気を取り戻すべく政が前線に現れる が、瀕死の重傷を負いその存在も露見してしまう。 一気に総攻撃を仕掛る李牧はついに七日目に蕞を 落とすが、危機一髪山の民軍の援軍が現れる。 寸での所で救われた蕞だったが、信は龐煖との 一騎打ちを始めることに。 |
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- 第339話|巡回の夜
- 第340話|予想外の変化
- 第341話|秘密の露見
- 第342話|昌文君の提案
- 第343話|六日目の檄
- 第344話|出し尽くす
- 第345話|開く城門
- 第346話|来ぬはずの援軍
- 第347話|破格の加勢
- 第348話|行く理由
- 第349話|軽い
第339話|巡回の夜
蕞は二日目の夜を迎えるが、昨晩同様李牧軍の夜襲に怯え民兵たちは眠れぬ夜を過ごしていた。そんな民兵の姿を見た貂は、昨晩の自分の判断を悔いる。
寝つけず苦しむ民兵たちだったが、そこへ政が突然現れ皆にねぎらいの言葉をかけ始めた。共に戦い明日の夜も語らう約束をした民兵たちは、一気に気力を取り戻す。
続いて東壁の壁の元へ訪れた政は、麃公兵に「麃公の生き様を後世に伝えるため、死ぬことは許さない」と告げる。他の誰にも遂げられぬ役目を担った麃公兵は、蕞を守り抜くことを誓う。
そんな様子を見ていた昌文君に、信は”何日しのげば勝てる算段”であるのか尋ねる。昌文君は”八日”と答えるが、その根拠は教えない。
信は”奇跡”を起こすためにも、八日間守り抜くことを固く決意したのだった。
【考察・感想】
李牧の心理戦により心身ともに疲労困憊である民兵でしたが、政は自分が陣中見舞いをすることにより士気を高める策に出ますね。
これは誰に指示されたわけでもなく、自ら考えた勝利を掴むための行動です。王でありながらこのような行動をとれることから、昌文君は”昭王”を越える王だと見越していたのでしょう。
決死隊となる覚悟を決める麃公兵ですが”貴重な戦力”であることから、生き抜くよう上手に説得もしていますね。
また、昌文君の”八日”には、何か根拠が含まれていそうです。八日目を乗り切った先に、何か特別な策が秘められているやもしれません。
第340話|予想外の変化
三日目の戦いが始まり、飛信隊をはじめ兵たちに疲労が見え始める。
一気に流れが崩れかけるに見えたが、民兵たちはギリギリのところで戦意をつなぎとめ覚醒しはじめる。それは四方全ての城壁の上で等しくおき、李牧軍をはねのけ始めたのだった。
三日目の攻防も終了し、李牧はますます違和感を感じていた。
その夜も政は兵たちと語らい、ついに翌四日目も陥落することなく終了。ついに李牧は、尋常でない蕞の様子に”政の存在”を疑い始める。
そして五日目の戦いが始まるとついに民兵に本当の限界が訪れ、倒れ始めるものも。もはやこれまでかと思われたが、政が戦いに加わり民兵を鼓舞し始める。
【考察・感想】
兵たちと語らう政の姿に、蒙毅はこれまでの印象を覆されていますね。呂不韋に一方的に権力を握られ、臣たちとも距離があった王宮での政。民を奮い立たせるためとはいえ、政は心温かく・そして熱い王であることがわかります。
当初一日と持たないと考えられていた蕞の奮闘に、李牧はついに政の存在に勘づき始めてしまいます。その存在が明るみになると一気に総攻撃をかけられるため、なんとか守り切ることはできるのでしょうか。
第341話|秘密の露見
前線に立ち兵を鼓舞する政の姿に、再び士気を上げる蕞の民兵。その様子を見ていた李牧兵は、政を狙うことに。
少年兵が狙われていることに気付いた政は助けに向かうが、李牧兵に捕まり首を斬りつけられ倒れ込む。その瞬間思わず民兵は”大王様”と叫んでしまい、ついに政の存在が露呈してしまう。
李牧兵はすぐさま政の首を落とさせようとするが、間一髪信が間に合い難を逃れた。
【考察・感想】
体力の限界を迎えた民兵を再び奮い立たせるため、ついに政は前線に姿を現します。しかしその異様な盛り上がりから、李牧兵は政の存在に気付いてしまいますね。
すぐさま仕留めに入りますが、ここでも間一髪信がピンチを救いました。しかし、瀕死の重傷を負った政の戦線離脱は否めません。
政の力なくして、蕞を守り切れるのか目が離せませんね。
第342話|昌文君の提案
間一髪難を逃れた政だったが、ついに李牧に存在が露呈してしまう。
秦趙同盟時の印象は”傀儡”だったにも関わらず、蕞を不落の城と化した政の才覚に気付いた李牧。今ここで潰しておかなければ、後に恐ろしい事態を招くと確信する。
そして李牧は早々に五日目の戦いを終え、総力戦の準備を始めた。
蕞城内では、昌文君が政を脱出させることを計画。信に説得を依頼するが、もちろん政は拒否するのだった。
【考察・感想】
ついに李牧軍に、政の存在が露呈してしまいましたね。
二年前の秦趙同盟の際、政は自ら”木偶”を演じていました。人心掌握術に長ける李牧を見事に騙しきり、僅かな油断を招くことに成功しています。
この僅かな油断は、蕞の戦いの勝敗に大きな影響を与えそうですね。
第343話|六日目の檄
六日目の朝を迎え、蕞の城内は戦意そのものが消失してしまっていた。
一方の李牧軍は、この一戦で全てを終わらせるため全員が配置につく。四方全ての壁で劣勢をしいられるが、瀕死だったはずの政が姿を現すと一気に士気が高まる。
その様子を見た信は飛信隊に”やっと本気で戦える”と檄を飛ばし、諦めない姿勢を見せる。そして貂の指示とともに、一気に敵を殲滅し始めるのだった。
【考察・感想】
瀕死の重傷を負ったにもかかわらず、ここが勝負所と理解する政は兵の前に姿を見せますね。もはや隠す必要もなくなったため、全力で民の士気を上げる姿は心打たれるものがあります。
それに応えるべく、信も最後の力を振り絞ります。果たして蕞は、昌文君のいう”八日間”を乗り越えることができるのでしょうか。
第344話|出し尽くす
六日目の戦いが始まり、蕞は正念場を迎える。李牧軍は四方から劣化の如く攻めるが、政が重症をおして兵を鼓舞して回った効果で中々落とせずにいた。
また介億も”機を見計らい”西・東壁に援軍を送っていたため、四方の城壁は絶妙なバランスを保ち続けていた。
一方介億と対面の南壁には援軍は送られていなかったが、信をはじめ飛信隊の活躍でついに李牧軍の登壁部隊は底を尽き始める。
六日目の戦いを終え、意識が朦朧とする信。様子を見に来た政は、信の横で眠りにつくと告げた。
【考察・感想】
正念場を迎えた蕞でしたが、政・介億・信の活躍によりなんとか死守に成功しました。それぞれが役割を遂げ、ギリギリの均衡を保っていることがわかります。
もはや空前の灯ではありますが、未だ奇跡を信じる信や蕞の民兵は無事明日も乗り切ることができるのでしょうか。
第345話|開く城門
ついに七日目の戦いが始まるが、この日が蕞だけでなく合従軍対秦国の最後の戦いとなることに。
これまでなんとか均衡を保ち守り続けていた四方の壁だったが、ついに昌文君の守る西壁の門が破られ李牧兵が中に雪崩れ込む。
蕞の陥落に皆力尽きるが、信は”奇跡が起きた”と告げる。その目線の先には、楊端和率いる山の民軍の姿があった。
【考察・感想】
城門を破られ城内に敵が雪崩れ込み、ついに陥落した蕞。城門が開けられる際の貂の悲痛な叫びは、涙なくして読めません。
もはや誰もが諦めたその時、予想だにしない援軍・山の民軍の登場は本当に痺れさせられました。
昌文君の”八日間”とは、山の民軍が到着するまでの期間であったことがわかりますね。
第346話|来ぬはずの援軍
政が倒れた五日目の夜、信は山の民軍の援軍の話を聞かされていた。
政は咸陽を出る前楊端和に伝者を送っていたが、山の民軍は大遠征に出ていた。言伝は頼んだものの、山界の覇を争う中での援軍は絶望的な状態。
それでも楊端和を信じる政は、遠征地からの行軍を八日間と予測し待ち続けていた。それを更に早い”七日”で駆け付けてくれた楊端和。
一気に崖上から駆け下り、西側を包囲していた李牧軍に一気に襲い掛かった。
【考察・感想】
来るか来ないかわからない援軍を待ち続けた政でしたが、楊端和は約束を果たしてくれました。この援軍の存在だけは、あの李牧でさえ読むことができなかったことがわかりますね。
これも王弟・成蟜の反乱がなければ、楊端和との同盟は実現していませんでした。あの反乱も、なるべくしてなったと考えてもおかしくなさそうですね。
第347話|破格の加勢
山の民の援軍は、情報漏洩のためにも政と昌文君二人だけの秘密だった。故に虚をつかれた李牧は、対応に遅れてしまう。
李牧が山の民の存在を危惧しなかったのは、王弟・成蟜の反乱を徹底した情報統制で外部に漏らさなかったことも功を奏していた。
ようやく李牧は意図的に政から踊らされていたことに気付くが、山の民軍の勢いは止まらない。傅抵が止めに入るが、勢いづいた楊端和を止めることはできなかった。
”退却すべき”と李牧は頭で理解するが、退却は合従軍の敗戦も意味するため決断できない。その時、ついに龐煖が動き始める。
【考察・感想】
やはり王弟・成蟜の反乱は、山の民との同盟・情報統制により功を奏していますね。情報操作が得意な李牧ですが、初めて自らも情報操作の罠にかかってしまいます。
さて、ついに動きだした龐煖ですが、楊端和や信がどのように対応するのか楽しみですね。
第348話|行く理由
龐煖と楊端和の距離が近づき今にも刃を交えそうになるが、信は”譲ってほしい”と頼む。
もちろん周囲から反対されるが、信は”天下の大将軍になるためだ”と立ち向かう。龐煖の圧迫感に信の馬・駿も怯えるが、信は優しく声をかけついに二人の戦いが始まる。
【考察・感想】
龐煖の人間とは思えない強さに、皆は戦うことを反対します。しかし、信は”乗り越えなければならない壁”だと判断しているようですね。
思わず身震いするような圧迫感の龐煖ですが、信は果たして倒すことができるのでしょうか。ようやく蕞を守り切ったにも関わらず、再び暗雲が立ち込めてきましたね。
第349話|軽い
ついに始まった一騎討だったが、信の馬・駿が龐煖の馬に噛みつき二人は落馬してしまう。
馬上の戦いを不利と感じた駿の行動だったが、龐煖の一撃で信はアバラを折る傷を負わされる。
大きく吹き飛ばされた信だったが、なぜ龐煖が王騎に勝てなかったか悟る。王騎の強さに匹敵する廉頗のとてつもない一撃に比べ、随分と軽く感じたためだ。
迷いがなくなった信は、ふたたび龐煖との闘いを始める。
【考察・感想】
龐煖との闘いが始まりますが、信は王騎や廉頗との違いに気付きます。どれだけ武の力が強くても、こもる熱量や思いがなければ随分と軽いものに感じるのでしょう。
戦や国への熱い思いのない龐煖とは、やはり合いまみえることはできないのでしょう。
キングダム32巻感想・考察

ついに、政の存在が露呈してしまいました。しかし李牧は、かつての秦趙同盟時の印象により油断していたことがわかります。
王弟・成蟜の反乱の情報統制・秦趙同盟時の演技により、政は見事に李牧を躍らせることに成功していますね。李牧がこれほどまで後手に回るのは、後にも先にもこの一度だけなのではないでしょうか。
そして自分たちの功績を投げうってまで、政の窮地を救いに来た山の民軍の登場は秦軍のみならず読者も多いに痺れさせられたのではないでしょうか。
昌文君の”八日間”の言葉の意味も、ようやく解き明かされましたね。
ようやく蕞を守り切った信たちでしたが、再び龐煖という大きな壁が立ちはだかります。果たして一騎討ちは、どちらに軍配が上がるのでしょうか。次巻へ続きます!
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